補聴器について

難聴には、補聴器が有効です。
音をマイクロフォンでひろって、アンプで増幅して、スピーカーで音を生させる装置です。デジタル補聴器になったことで、聞こえにくい音域別に増幅し、ボリューム操作をあまりしなくてよい装置、強大な音でも耳を痛めない装置、ハウリング抑制機能、雑音が大きくならないようにする仕組みも加わっています。耳かけ型、極小の耳かけ型(RICタイプ)、耳あな型、ポケット型などがあり、個人の聴力や操作の状態に応じてご希望のものを相談します。
高度・重度難聴の方(等級は身体障害者福祉法に規定)は、身体障害の申請をして、公費の補助が得られます。就学中の方は中等度難聴でも公費の補助が得られます。院長は身体障害指定医師で、当院で申請のための「身体障害者診断書・意見書」を書くことができます。
上記に当たらない方には、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」をお書きしますので、認定補聴器店で購入すると、購入費が医療費として認められます。この書類をかくことができるのは補聴器相談医ですが、当院には複数在籍しております。

補聴器外来

当院では、予約制で、補聴器外来を設けております。
一般の外来で、患者さんの症状をしっかりお伺いし、聴力検査をおこなって、補聴器の適応となるかを診断します。一般の認定補聴器店へご紹介する他に、認定補聴器技師の協力を得て、初めて補聴器を使われる方、耳の病気で耳鼻科での導入が必要な方、時間をかけて補聴器に慣れていただく必要のある方には、当院の補聴器外来で対応させていただいています。
しっかり補聴器を使いこなしていただけるように、細かな調整をしながら、それぞれの患者さんに合わせていきます。ぜひ一度当院へご相談ください。